久々に素敵な映画と出会えました。
「ゴゴ94歳の小学生」これは実話のドキュメンタリー映画です。
舞台はケニアの田舎の村で、94歳のおばあちゃんが幼いころ牛の世話をしなければいけない理由で学校に通えませんでした。おばあちゃんの時代は女の子が学校に通うのは普通ではなかったようです。そのため読み書きや初等教育を終えられませんでした。子供や孫、ひ孫に囲まれて生活していました。そんな時、学校に行くという夢を叶えたい、そして自分のひ孫のお手本になるように、学校に通うことを決意しました。最初はいろんな学校に断られましたが、1つの学校が受け入れを許可しおばあちゃんは念願の小学生になれました。目や耳が不自由ですがそれでも頑張るおばあちゃんに心を打たれました。何歳になっても夢をあきらめてはいけないし、頑張ることの大切さやすばらしさをおばあちゃんが教えてくれます。おばあちゃんが「知識は財産だ」と言ったのがすごく印象的でした。 おばあちゃんが頑張ることで周りの生徒たちや先生、校長先生にもいい影響を与え、そしておばあちゃんと同世代の友達も小学校で勉強することを決意し小学一年生のクラスへ入学。
おばあちゃんが習っている内容は本当に小学校の算数とか英語とか簡単なものなんですが、勉強している内容よりもおばあちゃんは自分の命が長くないなかで、自分の人生を後悔なく全うするために目や耳が不自由で授業についていくのもやっとという状況の中、なんとか学校を卒業するために周りに遅れていようが試験に落ちようがあきらめずに頑張っているところに感銘を受けると思います。おばあちゃんの年齢で小学校の勉強をしたってそれが役には立つとは思えませんがおばあちゃんは学ぶことの楽しさやすばらしさを訴えていました。
ドキュメンタリー映画なのでその様子を記録している感じなのですが、おばあちゃんがテスト中、先生に答え聞こうとして後ろのひ孫が笑顔になっていたりしてほっこりする場面もたくさんありました。
おばあちゃんは子供だけでなく大人の私たちにもなにかを学び始めることには遅すぎることはないことを教えてくれています。
それが簡単なことでも難しいことでも学んで自分の新しい知識にすることが大きな意味を持つのではないかと思います。
わたしも18歳で英語の練習を始めたり、24歳で本格的にロシア語の勉強を始めたり
社会人になって仕事に関する勉強だったりと
学生の時の勉強とまた違った学びを続けている中で
学ぶことの大切さを感じました。
自分が学んだことや得た知識は財産となり誰にもとられることはありませんし、
今でなくてもいつか役に立つと思うんです。
なので私自身も何歳になっても学び続けたいと思いました。
映画『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』公式サイト (gogo-movie.jp)